こんにちは!長谷川です。
簡単に自己紹介をすると、カメラ歴12年、Photoshop歴15年、広告写真スタジオに7年勤務してました。
現在はカメラマンとして、料理の写真を撮っています。
さて、
テザー撮影ってどんな感じなの?
テザー撮影を、やってみたい!
っと思っていませんか?
この記事では、これからテザー撮影をやってみたいと思っている初心者さんに向けて、テザー撮影のメリットとやり方をお伝えしていきます。
テザー撮影とは
「テザー撮影」とは、カメラとPCを有線などで繋いで撮影することです。
有線でも無線でもできます!
無線だと転送速度が遅くなるため、まずは有線でやってみることをオススメします!
テザー撮影の準備(有線)
テザー撮影を行うためにはいくつか準備しておく必要があります。
- カメラ
- USBケーブル(有線の場合)
- アプリケーション
- パソコン
使用アプリケーション
テザー撮影を行うためには、アプリケーションをインストールしておく必要があります。
この記事では、Canonでのやり方をお伝えしますが、ほかのメーカーのカメラをお使いの方は、各カメラメーカーのアプリをインストールしてください。
- キャノン:「EOS Utility」と「Digital Photo Professional」
- ニコン:「Camera Control Pro 2」「Capture NX 2」
- オリンパス:Olympus Capture
- ソニー:Imaging Edge
- 富士フィルム:FUJIFILM X Acquire など
- Lightroom
EOS Kiss X10, EOS RP, EOS R, EOS Kiss M, EOS Kiss X90, EOS-1D X Mark II, EOS-1D X, EOS-1D C, EOS 7D Mark II, EOS 6D Mark II, EOS 6D, EOS 5Ds R, EOS 5Ds, EOS 5D Mark IV, EOS 5D Mark III, EOS 80D, EOS 9000D, EOS 8000D, EOS Kiss X9i, EOS Kiss X9, EOS Kiss X8i, EOS Kiss X80, EOS M100, EOS M6, EOS M5, EOS M3, EOS M10
テザー撮影をやってみよう
ではここからは、初めてデザー撮影する方に向けて、やり方をお伝えします。
無線でもできるのですが、今回は有線でやる方法をお伝えします。
流れは簡単です。
- カメラとパソコンをUSBケーブルでつなぐ
- アプリケーションを立ち上げる
- ファイルの保存先を設定する
- シャッターを切る
1 カメラとパソコンをUSBケーブルでつなぐ
まずカメラとパソコンをUSBケーブルでつなぎます。
2 アプリケーションを立ち上げる
そしてキャノンの「DPP(Digital Photo Professional)」と「EOS Utility」を立ち上げます。
「EOS Utility」は、「リモート撮影」を選択します。
3 EOS Utilityファイルの保存先を設定する
次にファイルの保存先を設定します。
「EOS Utility」のフォルダのアイコンをクリックします。
すると環境設定の画面が表示されるので、「参照」をクリックしてフォルダを選択。
保存するフォルダを選択したら、「OK」をクリックします。
これで保存先の設定は完了です。
4 シャッターを切る
これで「EOS Utility」のシャッターボタンを押せば、「撮影→フォルダに写真が保存」ができます。
テザー撮影のメリット
テザー撮影のメリットは、
- 撮影した写真をすぐに表示・確認できる
- PC操作でカメラのシャッターを切れる
- PC操作でカメラの設定(絞り・シャッタースピードなど)を変更することができる
- PCでライブビューを使える
ことです。
なので、スタジオ撮影や商品撮影でよく使われています。
また、撮影した写真はパソコンにすぐに転送されるので、写真をほかの方に(クライアント、アシスタント)に確認してもらいたいときに便利です。
EOS Utilityでできる便利なこと
Canonのアプリケーション「EOS Utility」は、先ほどお伝えした「テザー撮影のメリット」に加えて、ブツ撮りをするときに便利な機能もあります。
いくつかご紹介します。
位置合わせに便利なリモートライブビュー
ブツ撮り撮影などで、商品を毎回同じ位置に配置したい時ありませんか?
この時、リモートライブビューのオーバービュー機能が便利です。
事前に撮っておいた写真を、ライブビューで重ねることができるので、パソコン画面を確認しながら同じ位置に置くことが出来ます。
この写真を、ライブビューのオーバビューで重ねると↓
っということが出来て、位置決めを効率的に行うことが出来ます。
やり方は、「EOS Utility」の「ライブビュー」を選択。
リモートライブビューの画面になるので、右上の構図をクリック。
「オーバーレイ画像を表示」をクリックして、重ねたい画像を選択します。
すると、選択した写真がうっすらとライブビューの画面に表示されます。
この画面を見ながら、商品を配置すると同じ位置に置けるので便利です!
露出シュミレーション
太陽や、自然光で撮影する場合は、「露出シュミレーション」が便利です。
シャッターを切る前に、パソコンのライブビューで露出を確認・変更できます。
これをやる場合は、まず「露出シュミレーション」を「する」にしておく必要があります。
設定場所は「EOS Utility」の「機能設定系メニュー」から「ライブビュー機能/動画機能設定」をクリックします。
すると「ライブビュー機能/動画機能設定」画面が立ち上がるので、「露出シュミレーション」を「する」にして「OK」をクリックします。
これで、ライブビューを立ち上げると、今の露出で画像が表示されます。
この状態で、「EOS Utility」の露出(F値・シャッタースピード・ISO)を変更すると、ライブビューの明るさも変わります。
試しに「F値」を変更すると、画面表示はこうなります。↓
露出を確認してから、シャッターを切ることができます!
画像の保存方法の設定(バックアップ)
画像の保存方法は、
- PCのみ
- PCとカメラの内のメモリーカード
- メモリーカードのみ
の3つから選択することができます。
画像のバックアップも行いたい場合、PCとカメラ内のメモリーカードを選んでおくと良いです。
設定変更の場所は、ISO感度の下にあるパソコンのアイコンをクリック。
すると、「撮影画像の保存先」の画面が表示されるので、ここから任意の設定を選択します。
まとめ
以上、テザー撮影のメリットとやり方をお伝えしました。
テザー撮影は大変便利ですが、大きい画面で写真を確認すると
あれもこれも気になってなかなか撮影が進まない・・・
っということもあるのでご注意くださいw
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