こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
当ブログを読んで下さってありがとうございます!
シャッタースピード優先ってなんだ? どういう時に使うの?
と思っていませんか?
この記事では、シャッタースピード優先の使い方と特徴についてお伝えします。
ぜひ使いこなして、写真をもっと楽しみましょう!
シャッタースピード優先モード「S、Tv」とは?
シャッタースピード優先モードは、その名の通りシャッタースピードを優先させるモードです。
「S」や「Tv」で表記されていて、「シャッタースピード優先AE」と呼ぶこともあります。
- ニコン、オリンパス、ソニーは、「S」
- キヤノン、ペンタックスは、「Tv」
あなたがシャッタースピードを設定すると、カメラが自動で適正な露出で撮影できるように、絞りの値を割り出してくれます。
「S」は、「Shutter(シャッター)」の「S」。「Tv」は、「Time Value(タイムバリュー)」の頭文字です。
シャッタースピード優先「S・Tv」の使い方と特徴
シャッタースピード優先モードを使うことで、シャッタースピードの設定にのみ意識して撮影を行うことができます。
自分が設定するのはシャッタースピードのみで、その他の設定はカメラにまかせることがでるからです。
例えば、マニュアルモード撮影する場合、
- シャッタースピード:1/200
- F値:F8
- ISO感度:200
の3つを自分で設定する必要があります。
しかしシャッタースピード優先モードを使えば、シャッタースピードのみ設定すればいいので、
- シャッタースピード:1/200←自分で設定
- F値:F8(カメラにおまかせ)
- ISO感度:200(カメラにおまかせ)
といったことができます。
よく使うシーンは、
- 被写体をピタッと止めて撮影したいとき
- わざとブラして動きを表現したいとき
などです。
もう少し具体的なシーンで見てみましょう。
被写体をピタッと止めて撮影したいとき
シャッタースピードを早くすると、被写体がピタッと止まった写真を撮ることができます。
例えば、こんな時に有効です。
- 「運動会で走っているお子さん」を撮影したい記録写真
- 走ってる電車を撮る
また、シャッタースピード優先モードは、安定した露出で撮ることができます。
「せっかく走ってる子供を撮ってるのに、太陽が雲に隠れて、暗くなった」
という時も、カメラが自動で調整してくれるので、そのまま撮影を続けることができます!
わざとブラして動き・躍動感を表現したいとき
シャッタースピードを遅くすると、動きのあり躍動感がある写真を撮ることができます。
例えば、こんな時に有効です。
- 滝を、水の流れを感させるように撮りたい
- 躍動感のある車・電車の写真を撮りたい
- 夜景の写真
ただ、シャッタースピードを遅くすると、カメラ自体もブレやすくなります。(手ブレ)
なのでシャッタースピードを遅くする時は、三脚を使って撮影することをオススメします。
もし三脚がない場合は、「レンズ焦点距離分の1」をシャッタースピードの目安にしてください。
手ブレないシャッタースピードの目安は、「レンズの焦点距離分の1」
手ブレを抑えたい時のシャッタスピードの目安として、「レンズ焦点距離分の1」と言われています。
例えば、
- レンズ焦点距離 50mm:1/50
- レンズ焦点距離 100mm:1/100
- レンズ焦点距離 200mm:1/200
といった具合です。
これ以上、遅いシャッタースピードだとブレやすくなってしまいます。
なので上記の数字より、早いシャッタースピードに設定するようにしてください。
焦点距離が長いほど早いシャッタースピードが必要な理由は、望遠になるほど写真がブレやすくなるからです。
そのほかの撮影モード
補足として撮影モードについてもお伝えします。
プログラムモード「P」は、全部おまかせ
「プログラムモード」とは、適正露出で撮影できるように、「絞り」と「シャッタースピード」をカメラが自動で決めてくれるモード。
このモードにしておけば、シャッターボタンを押すだけで簡単に適正露出で写真を撮ることができます。
主に「P」で表示することが多く、機種によっては「プログラムAE」と呼んだりします。
「プログラムモード」はこんな方にオススメです!
- デジカメを初めて購入した
- 購入したけど、なにがなんだかサッパリわからない
「プログラムモード」を使い、少しカメラに慣れてくると、もうちょっと色々設定を変えてみたくなるかもしれません。
そんな方は、次に紹介する「絞り優先モード「A、AV」」を試してみてください。
絞り優先モード「A、AV」
「絞り優先モード」は、あなたが絞り(F値)を設定して撮影するモードです。
「絞り」を設定したら、適正な露出で撮れるシャッタースピードを、カメラが自動で割り出してくれます。
主に「A」や「Av」で表示して、プログラムAE同様、「絞り優先AE」と呼ぶことがあります。
「絞り優先モード」は、被写界深度を調整したいときに有効です。
「絞り優先モード」は、こんな方にオススメです!
- プログラムモード「P」に飽きてきた
- ボケ味など「もう少し一眼レフらしい」撮り方がしてみたい
- ボケ味を楽しみながらスナップ撮影をしたい
- 被写界深度を意図的にコントロールしたい
マニュアルモード「M」
最後に、「マニュアルモード」についてお伝えしますね!
「マニュアルモード」は、「絞り」と「シャッタースピード」の、ふたつの値をあなたが設定するモードです。
自分好みに絞りとシャッタースピードを指定して撮影できる場合に有効な撮影モードです。
ボクの使い方としては、カメラの背面モニターで「露出シュミレーション」を確認しながら、「絞り」と「シャッタースピード」を調整して撮影します。
最後に
以上、「シャッタースピード優先モード」とそのほかの撮影モードについてもお伝えさせて頂きました!
シャッタースピード優先モードを使うときは、ISO感度を「オート」に設定しておくのもオススメです!
次は、撮影モードの1つである「絞り優先モード」を使いこなしてみましょう!
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