カメラマンの長谷川( ksk_photo_man)です!
いつも当ブログを読んで下さってありがとうございます!
前回の記事では、「【ライティングの基本】光源の種類と特徴」についてお伝えせて頂きました!
さて、カメラマンは、「フォトグラファー」とも言いますね!

「photo + graph」は「光で描く画」っという意味です!
それだけ、写真は光が大切なんです!
この記事では、補助的に光をコントロールする「レフ板」についてお伝えしますね!
レフ板(れふばん)とは?
レフ板とは、光を反射させる反射板のこと。
被写体の影になっている部分を明るくさせたい時や、アクセントの光を作り出したい時に使います。
人物撮影や料理撮影など、さまざまな撮影で使えるアイテムです。
簡易的なアイテムに見えますが、写真の仕上がりに大きく影響します。
レフ板の種類
レフ板はいろんな種類があります。
色の違い
白レフ

光を柔らかく反射させてくれます。一番使いやすいレフ板です!
銀レフ

反射率が高く、硬い光になります。
日陰など、光が弱いシチュエーションで有効です。
晴天で銀レフを人物撮影に使う場合、モデルが眩しそうな表情になってしまうケースがあります。
この場合、位置や傾きなどを調整する必要があります。
黒レフ

黒は光の吸収率が高いため、影の部分をより暗くしたい時に使います。
また、太陽の光が直接レンズに入ってしまう時、ハレ切りとして使うこともできます。
金レフ

銀レフ同様に反射率が高いです。黄色を乗せて反射します。
暖かみや、夕日の表現をしたい時に使います。
大きさの違い
レフ板は、10〜180cmくらいまで、大小様々あります。
大きいものほど、光が当たる面積が広いため、反射光の範囲も広くなります。
人物撮影で全身を撮る場合、全身をカバーできる大きさのレフ板を使った方がいいです!(180cmくらいのもの)
小さいレフ板だと全身に光が回らないからです。
形状の違い
丸レフ

丸レフは、コンパクトに折りたたむことができるので、持ち運びしやすいです。
自立することができないので、固定する機材を準備するか、他の人に持ってもらう必要があります。
四角いレフ

四角いレフは、観音開きにして自立させることができます。
レンタルスタジオでは、「カポック」と呼ばれる180×90cmの発泡スチロールのレフ板が置いてあります。
自立して便利なのですが、カポックは軽いので、ロケで使うと風で倒れてしまうことがあります。
ライティングの考え方
ライティングの基本は「太陽光」です。
太陽はひとつなので、ライティングを考えるときも「光源はひとつ」「メインのライトはひとつ」という考え方をします。
レフ板は、メインの光を補う、補助的な役割で使います。
レフ板で反射させた光が強すぎると、合成写真のような不自然な写真になってしまうケースがあります。
レフ板の使い方
オーソドックスな使い方
レフ板は、被写体を挟んで、太陽などメインの光の反対側に置いて、反射させるのが一般的です。
レフ板の位置や角度、レフ板の大きさで、被写体への影響が変わります。
ストロボの光をバウンスさせる
レフ板は、太陽光だけではなく、ストロボの光をバウンスさせて使うこともできます。
ストロボは光が硬いため、直接被写体に当ててしまうと、コントラストの高い写真になります。
そんな時は、ストロボの光をレフ板にバウンスさせて使うことで、自然な光を作り出すことができます。
まとめ
はじめてレフ板を購入される方は、白とシルバーの組み合わせを選ぶのが一番かと思います!
レフ板を使うと、いつもの写真より上手に写る(かもしれない)ので、ぜひ試してみてください!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
今回お伝えした「丸レフ」は、畳み方が少し独特です。
「レフ板のたたみ方を画像とGIFでお伝えするよ」で、解説しているので参考にしてみてください。
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