- Premiere Proで動画をカット編集したい
- 画像付きでやり方を知りたい
動画のカットは動画編集では基本の操作です。基本をしっかり固めておくと臨機応変に対応できるようになります。
本記事では、Premiere Proで動画をカットする4つの方法を解説します。
また 「カットを間違えた時の対処法」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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Premiere Proのカットで覚えておきたいツール
まず、Premiere Proのカットで覚えておきたいツールを4つ紹介します。
- 再生ヘッド
- スナップ機能
- レーザーツール
- 選択ツール
1. 再生ヘッド
再生ヘッドは、現在の再生位置を表示する縦線です。
ドラッグ&ドロップやキーボードの「←」「→」で移動できます。
2. スナップ機能
スナップ機能を使うと、クリップ同士が磁石のようにくっつきます。クリップをつなげる時に便利です。
3. レーザーツール
レーザーツールを使うと、タイムライン上のクリップを任意の位置で分割できます。
4. 選択ツール
選択ツールは、タイムライン上のクリップの選択や移動ができます。
「Shiftキー」を押しながらクリックすると、複数選択ができます。
Premiere Proで動画をカット編集する4つの方法
次からは、Premiere Proで動画をカット編集する4つの方法を解説します。
- レーザーツールでカットする
- インポイント・アウトポイントでカットする
- プログラムパネルでカットする
- ソースパネルでカットする
それぞれ解説します。
1. レーザーツールの使い方
レーザーツールの使い方は次のとおりです。
- レーザーツールを選択
- レーザーツールでカットする
- 不要な部分を削除する
画像付きで解説します。
まずツールパネルにある「レーザーツール」を選択します。
レーザーツールを選択したら、カットしたい先頭部分でクリック。
次は、カットしたい最後の部分をクリックします。
ツールパネルの「選択ツール」を選択して、カットしたいクリップを選択。
キーボードの「Delete」で削除します。
リップルを詰めたい場合は、カットして空いた空白の部分を選択して、キーボードの「Delete」を押すとリップルを削除できます。
2. インポイント・アウトポイントの使い方
インポイント・アウトポイントを設定して、カットする方法もあります。やり方は次のとおりです。
- インポイント・アウトポイントを設定する
- 不要な部分を削除する
画像付きで解説します。
まずタイムライン上で、インポイント・ アウトポイントの設定をします。
再生ヘッドを移動させ、カットしたい部分をインマークとアウトマークで挟みます。
- インマーク:「I」
- アウトマーク:「O」
カットしたい部分をインマークとアウトマークで挟んだら、「Shift+Delete」で削除します。
3. プログラムパネルの使い方
上記と同じことがプログラムパネルでもできます。
やり方は、次のとおりです。
- インマークとアウトマークを出す
- インマークとアウトマークで挟む
- 「抽出」アイコンをクリック
画像付きで解説します。
プログラムパネルを選択した状態で、「{ 」をクリックするとインマークが表示されます。
アウトマークは、「 } 」をクリックで表示されます。
- インマークのショートカット:キーボードの「I」
- アウトマークのショートカット:キーボードの「O」
カットしたい部分を、インマークとアウトマークで挟みます。
プログラムパネルにある「抽出」をクリックすると、先ほど選択した部分が削除されます。
※ちなみ「リフト」アイコンを選択すると、間を詰めずに削除できます。
4. ソースパネルの使い方
ソースパネルでも同じようにカットできます。
やり方は次の通りです。
- ソースパネルに素材を表示させる
- インマークとアウトマークで挟む
- タイムラインにドラック&ドロップ
画像付きで解説します。
まず、プロジェクトパネルにある動画素材をダブルクリックします。
次はインポイント・アウトポイントを設定します。使用したい部分をインマークとアウトマークで挟むように、設定します。
「{ 」「 } 」ボタンをクリックしても良いですし、キーボードの「I」「O」でインマークとアウトマークの設置が可能です。
また、設置後にドラック&ドロップで移動させることも可能です。
最後にソースパネルの映像部分をクリックし、 ドラッグ&ドロップでタイムラインに移動させます。
Premiere Proのカットを間違えた時の対処法
- 直前の操作を元に戻す
- ヒストリーで戻す
- スライドさせて戻す
1. 直前の操作を元に戻す
やり方は、キーボードの「Ctr + Z」です。マウス操作で戻したい時は、「編集 > 取り消し」で元に戻ります。
2. ヒストリーで戻す
ヒストリーパネルで、操作履歴から戻すことも可能です。
やり方は、次のとおりです。
まず、「ウィンドウ > ヒストリー」を選択して「ヒストリーパネル」を表示させます。
次の戻したい操作履歴のところをクリック。
これで、その場所からやり直すことができます。
3. スライドさせて戻す
素材の端をスライドさせて、戻すことも可能です。
やり方は、カットしたクリップの端にマウスを移動させ、ドラック&ドロップでスライドさせます。
スライドさせた分だけ元に戻すことができます。
Premiere Proカットに関するよくある質問
- インマーク・アウトマークの消し方は?
-
Windows Mac インマーク Ctrl+Shift+I Option+I アウトマーク Ctrl+Shift+O Option+O - カットして詰める方法を知りたい
-
カットして詰めたいときは、リップルを選択した状態でキーボードの「Delete」を押しと削除できます。
そのほかの方法は、「Premiere Proでカットの間を詰める方法(リップル削除)」をご覧ください。
- カットした素材を結合する方法を知りたい
-
やり方は、次のとおり。
- 「選択」ツールを選択した状態で
- キーボードの「Ctr」を押しながら、マウスを切れ目に合わせてアイコンが赤い状態でクリック
- クリップの切れ目が赤くなったら、「Delete」を押す
詳しくは「Premiere Proでカットしたクリップを結合させる5つの方法」をご覧ください
- 動画をトリミングする方法を知りたい
-
「動画のトリミング」は2種類の意味があります。
- 動画の長さをトリミング
- 動画の一部を切り取るトリミング
「動画の一部を切り取るトリミング」したい場合は、スケールで大きく表示する方法が簡単でおすすめです。
そのほかのやり方は「【Premiere Pro】2種類の動画のトリミング方法」をご覧ください。
Premiere Proのカットまとめ
ショートカットも覚えることをオススメします。ショートカットを覚えると作業効率を上げることができます。
コマンド | Windows | Mac |
---|---|---|
レーザーツール | C | C |
選択ツール | V | V |
インマーク | I | I |
アウトマーク | O | O |
直前の操作を元に戻す | Ctr + Z | Command + Z |
ほかにもPremiere Proの使い方を公開しているので、よろしければご覧下さい。
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