こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
Photoshop歴は15年です。
前回の記事では、「RAW現像ソフトまとめました!フリーから有料まで」をお伝えせて頂きました!
Photoshopのトーンカーブは、かなり使用頻度が高いツールです。
トーンカーブでは、写真の明度や階調、彩度などを調整できます。
この記事では、
- 明るさの調整
- コントラストの調整
- 色味の調整
の順でお伝えしています。
では、早速いきましょう!
Photoshopトーンカーブを開く
Photoshopのトーンカーブパネルは2種類あります。
- イメージ>色調補正>トーンカーブ
- 調整レイヤー>トーンカーブ
です。
①のトーンカーブの開き方
「イメージ > 色調補正 > トーンカーブ」で選択します。
②調整レイヤーのトーンカーブの開き方
レイヤーパネル下部にある「調整レイヤー」から「トーンカーブ」を選択します。
①のトーンカーブは、後でやり直しができません。 (ヒストリーで戻ればできますが、めんどいです。)
②の「調整レイヤー」のトーンカーブは、元画像の上にレイヤーとして重ねるので、いつでもやり直すことができます。
また、調整レイヤーのトーンカーブは、部分的の補正も調整しやすいです。(マスク機能)
個人的には②の調整レイヤーがオススメです!
トーンカーブで明るくする・暗くする
元画像
トーンカーブで写真を明るくする
上図のように、中心部分を上げると、画面全体が明るくなります。
写真が明るく柔らかい印象になります。
トーンカーブで暗くする
逆に、中心部分を下げると暗くなります。
写真は暗く固い印象になります。
トーンカーブでコントラストを上げる・下げる
コントラストを上げる
中間より下の部分を下げて、上の明るい部分を上げると、写真のコントラストを上げることができます。
コントラストを上げると、写真の彩度も高くなります。
このカーブは、「S字カーブ」と呼ばれています。
コントラストを下げる
中間より下の部分を上げて、上の明るい部分を下げると、写真のコントラストを下げることができます。
コントラストを下げると写真が湿っぽくなる(湿度が高い景色に感じる)と思います。(個人的な感覚ですけど)
チャンネルを使いこなす
トーンカーブは「R」「G」「B」の3つのチャンネルがあります。
RGBチャンネルで、写真の色味も調整できます。
Rが「レッド」、Gが「グリーン」、Bが「ブルー」です。
このチャンネルを使いこなせると、写真の加工がもっと楽しくなりますw
RGBチャンネルのトーンカーブをいじるときは、色の補色関係について知っておくといいと思います。
ちょっと色の補色関係についてご説明しますね。
補色とは色相環の反対の色のことです。
- R(レッド)の補色が、C(シアン)
- G(グリーン)の補色が、M(マゼンタ)
- B(ブルー)の補色が、Y(イエロー)
これがわかるとチャンネルのトーンカーブの操作がわかりやすいかと思います。
R(レッド)チャンネルの調整
例えば「R(レッド)チャンネル」のトーンカーブを上に動かすと、写真は赤くなります。
逆にトーンカーブを下に動かすと、C(シアン)が強くなります。(Rの補色)
G(グリーン)チャンネルの調整
G(グリーン)チャンネルも同様です。
「Gチャンネル」を選択して、トーンカーブを上に動かすと緑が強くなり、
下に動かすとM(マゼンタ)が強くなります。(Gの補色)
B(ブルー)チャンネル
「Bチャンネル」で、トーンカーブを上に動かすとB(ブルー)が強くなり、
下に動かすとY(イエロー)が強くなります。
まとめとオマケ
ちょっと前にマイブームだった「クロスプロセス現像」っていうのがあります。
クロスプロセス現像とは、ネガフィルムとポジフィルムの現像方式を反転させることで、コントラストが強く、不思議な色彩になる現像方法です。
これがトーンカーブのチャンネルといじるとできます。
っというのが、プリセットの中にあるので、ぜひ試してみてくださいw
Photoshopの「レベル補正」や「カラーバランス」は他の機能で補うことができますが、トーンカーブは他の機能で補うことができません。
操作は簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次は、切り抜きツールをマスターしよう>>
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