こんにちは!カメラマンの長谷川( ksk_photo_man)です!
- デジタルアートや写真編集に興味がある
- トーンカーブってなに?
本記事は、あなたがPhotoshopのトーンカーブ機能を理解し、使いこなすためのガイドブックです。
本記事でお伝えする内容は次のとおりです。
上記について、Adobe歴20年・Photoshop認定プロフェッショナルの筆者がわかりやすく解説します。
それでは、この興味深く想像力を刺激する旅に一緒に出発しましょう。
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Photoshopトーンカーブを開く
Photoshopのトーンカーブパネルは2種類あります。
- イメージ>色調補正>トーンカーブ
- 調整レイヤー>トーンカーブ
です。
①のトーンカーブの開き方
「イメージ > 色調補正 > トーンカーブ」で選択します。
②調整レイヤーのトーンカーブの開き方
レイヤーパネル下部にある「調整レイヤー」から「トーンカーブ」を選択します。
①のトーンカーブは、後でやり直しができません。 (ヒストリーで戻ればできますが、めんどいです。)
②の「調整レイヤー」のトーンカーブは、元画像の上にレイヤーとして重ねるので、いつでもやり直すことができます。
また、調整レイヤーのトーンカーブは、部分的の補正も調整しやすいです。(マスク機能)
個人的には②の調整レイヤーがオススメです!
トーンカーブで明るくする・暗くする
元画像
トーンカーブで写真を明るくする
上図のように、中心部分を上げると、画面全体が明るくなります。
写真が明るく柔らかい印象になります。
トーンカーブで暗くする
逆に、中心部分を下げると暗くなります。
写真は暗く固い印象になります。
トーンカーブでコントラストを上げる・下げる
コントラストを上げる
中間より下の部分を下げて、上の明るい部分を上げると、写真のコントラストを上げることができます。
コントラストを上げると、写真の彩度も高くなります。
このカーブは、「S字カーブ」と呼ばれています。
コントラストを下げる
中間より下の部分を上げて、上の明るい部分を下げると、写真のコントラストを下げることができます。
コントラストを下げると写真が湿っぽくなる(湿度が高い景色に感じる)と思います。(個人的な感覚ですけど)
チャンネルを使いこなす
トーンカーブは「R」「G」「B」の3つのチャンネルがあります。
RGBチャンネルで、写真の色味も調整できます。
Rが「レッド」、Gが「グリーン」、Bが「ブルー」です。
このチャンネルを使いこなせると、写真の加工がもっと楽しくなりますw
RGBチャンネルのトーンカーブをいじるときは、色の補色関係について知っておくといいと思います。
ちょっと色の補色関係についてご説明しますね。
補色とは色相環の反対の色のことです。
- R(レッド)の補色が、C(シアン)
- G(グリーン)の補色が、M(マゼンタ)
- B(ブルー)の補色が、Y(イエロー)
これがわかるとチャンネルのトーンカーブの操作がわかりやすいかと思います。
R(レッド)チャンネルの調整
例えば「R(レッド)チャンネル」のトーンカーブを上に動かすと、写真は赤くなります。
逆にトーンカーブを下に動かすと、C(シアン)が強くなります。(Rの補色)
G(グリーン)チャンネルの調整
G(グリーン)チャンネルも同様です。
「Gチャンネル」を選択して、トーンカーブを上に動かすと緑が強くなり、
下に動かすとM(マゼンタ)が強くなります。(Gの補色)
B(ブルー)チャンネル
「Bチャンネル」で、トーンカーブを上に動かすとB(ブルー)が強くなり、
下に動かすとY(イエロー)が強くなります。
クロスプロセス現像のやり方
ちょっと前にマイブームだった「クロスプロセス現像」っていうのがあります。
クロスプロセス現像とは、ネガフィルムとポジフィルムの現像方式を反転させることで、コントラストが強く、不思議な色彩になる現像方法です。
これがトーンカーブのチャンネルといじるとできます。
っというのが、プリセットの中にあるので、ぜひ試してみてくださいw
Photoshopの「レベル補正」や「カラーバランス」は他の機能で補うことができますが、トーンカーブは他の機能で補うことができません。
Photoshopトーンカーブに関するよくある質問
- Photoshopでトーンカーブの出し方は?
-
Photoshopでトーンカーブの出し方については、以下の手順を行います。
- Photoshopを起動し、調整したい画像を開きます。
- メニューバーの「イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」を選択します。
- トーンカーブのダイアログボックスが表示されます。
- トーンカーブ上の制御点をドラッグして、明るさやコントラストを調整します。
- Photoshopのトーンカーブとレベル補正の違いは何ですか?
-
Photoshopのトーンカーブとレベル補正の違いについては、以下のとおりです。
- トーンカーブ:明るさやコントラスト、色調やカラーを調整することができる補正機能。
- レベル補正:画像の明るさを調整することができる補正機能。中間色も調節されるため、コントラストが弱まり、柔らかい印象になる。
- Photoshopのトーンカーブのショートカットは?
-
Photoshopのトーンカーブのショートカットについては、以下のとおりです。
- トーンカーブダイアログボックスを開く:Ctrl + M(Win)/ Command + M(Mac)
- トーンカーブ上の次の制御点を選択する:Shift + +(プラスキー)
- Photoshopのトーンカーブでは明るさやコントラストを編集できますか?
-
Photoshopのトーンカーブでは、明るさやコントラストを編集できます。
トーンカーブは、明るさやコントラスト、色調やカラーを調整することができる補正機能です。制御点をドラッグして、明るさやコントラストを調整できます。
Photoshopトーンカーブの使い方まとめ
この記事では、Photoshopのトーンカーブの使い方を一通り学びました。
前半ではトーンカーブの操作の基本を押さえ、その応用である明るさの調節やコントラストの操作方法を身につけることができたでしょう。
RGBチャンネルそれぞれの特性を理解し、チャンネルごとの調節方法についても掘り下げました。
トーンカーブは写真の印象を大きく左右します。
使いこなすことで、ほんの少しの調整だけで写真の雰囲気をガラリと変えることが可能です。
Photoshopの機能はまだまだ広大ですが、これからはさらにスキルを磨いて、自分だけの作品作りを楽しんでください。
次は、切り抜きツールをマスターしよう>>
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