こんにちは!カメラマンのケイスケです!
- 「Photoshop」と 「Elements」どっちにしたらいいか悩む
- 料金や機能ってどう違うの!?
PhotoshopとElements、これら2つのソフトはAdobe社から提供され、ともに高い画像編集能力を誇るソフトです。
一方で目指すユーザー層や機能性には違いがあります。本記事では、
についてPhotoshot歴20年の筆者が、初心者にわかりやすく解説します。
何を学び、どのようにスキルアップしていくべきかを考える際の参考にしていただければ幸いです。
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PhotoshopとElementsの違い
次は、PhotoshopとElementsの違いについて
- 料金の比較
- 機能での比較
をお伝えします。
PhotoshopとElements:料金を比較
Photoshop | Elements | |
---|---|---|
料金 | 1,078 円/月 | 19,580円 |
料金体系 | 月額制 | 買い切り |
結論から言うと、
- 長期的な使用を考えるならば「Photoshop」
- 短期的かつコストを抑えたい場合は「Elements」
がおすすめです。
Photoshopはサブスクリプションという形で、月額料金を支払うことで利用が可能となるシステムを採用しています。
一方、Elementsは一度購入すれば永続的に使用できるライセンス型で、
- 一定の写真編集能力を持つだけで十分な場合
- 一時的な利用が見込まれる場合
にはお得です。
例えば、Photoshopは月額約1,000円で利用でき、1年間使用すると合計12,000円となります。
一方、Elementsは一度に18,000円で購入できます。
つまり、一年間で考えるとElementsの方が高いです。
しかし、長く使うのであればElementsのほうがコスパの良い買い物になります。
PhotoshopとElements:機能を比較
Photoshop | Elements | |
---|---|---|
使いやすさ | 高度な知識が必要 | 利用者に親しみやすいUIとガイド付き編集 |
機能範囲 | 広範 | 基本的かつ必要な機能を提供 |
プラグインのサポート | 広範なプラグインとの互換性 | 限定的 |
3Dツール | あり (3Dモデルとテキストの作成と編集) | なし |
レイヤーとマスキング | 高度なレイヤーとマスキング機能 | 基本的なレイヤー機能 |
エクスポートオプション | 多数 (PSD, SVG, PNG, JPG, GIF等) | 基本的 |
ガイド付き編集 | なし | あり (58種類のガイド付き編集) |
自動作成オプション | なし | あり (コラージュ、スライドショー等) |
自動タグ付けと整理 | なし | あり (キーワード、人物、場所、イベント等のタグ) |
料金面だけでなく、機能にも大きな違いがあります。
その操作性や便利機能、互換性などで差が出ます。
Photoshopはプロも愛用している
Photoshopは、グラフィックデザイナーや写真家などプロから広く利用されています。
高度な編集が可能なだけでなく、Adobe製品群との連携も強く、IllustratorやPremiereなどとの間でのデータのやり取りがスムーズです。
一方、ElementsはPhotoshopの機能を一部省略したもので、直感的な操作や自動編集機能などが充実しています。
例えば、クイックという画面では、かなり機能がコンパクトにまとまっています。そのため、写真編集が初めての方でも扱いやすいソフトです。
クイック
Elementsは初心者に優しい
また、Photshopは3Dレンダリングやアニメーション作成など、多岐にわたる機能があります。
一方のElementsはこれらの高度な機能は省かれており、より写真編集に特化した形となっています。
こんな使い方の例もあります。
例えば、写真家が撮影した大量の写真の中から最良のものを選び出し、色補正やレタッチを行うなら、「Photoshop」がおすすめです。
しかし、家族の旅行の写真を編集するだけであれば、「Elements」でも十分な機能です。
結論、Photoshopは広範で高度な作業を行うためのツールです。一方、Elementsは初心者から中級者にかけて、写真編集の基本的な作業を行う人におすすめです。
もし分からないところがあったも、Elementsには「ガイド」という画面があります。
ガイドは、「自分が行いたい編集を選択すれば、その項目が表示される」機能です。
そのため、操作に迷ったらガイド経由で編集を行えば、迷わずに写真を編集できます。
ガイド
PhotoshopとElementsどちらがおすすめなの?
Photoshop | Elements | |
---|---|---|
対象ユーザー | プロフェッショナルデザイナー 写真編集者 | エントリーレベルの写真編集者 一般ユーザー |
チュートリアル | 多数 (オンラインとアプリ内) | アプリ内のチュートリアルとガイド |
ここまでお伝えしてきた内容を踏まえて、どちらが自分にあっているか少し考えてみましょう!
Photoshopは、写真を作り込める・ネットに情報が多い
Photoshopをおすすめする最大の理由は、その演算能力と情報量の多さです。
写真をより深く、より洗練された形で編集したいという方にはおすすめのツールです。
数々の高度な機能が搭載されていて、ネットの情報が多いことが強みです。
例えば、ポートレートのスキンレタッチや背景の切り抜き、複数の画像を合成するなどの作業を行う場合、Photoshopを使用して細部まで丁寧に編集できます。
また、難しい課題にぶつかった時、ネットには豊富な情報やチュートリアルが公開されています。
初めての人でも段階的に覚えることが可能です。
Photoshopは、高度な編集を行う方や写真編集を仕事や趣味で深く追求したい方に向いています。
Elementsは初心者にオススメ
一方、Elementsの最大の魅力は、その使いやすさとコストパフォーマンスです。
初心者やシンプルな編集が必要な方には、このElementsがおすすめです。
例えば、
- 子供の成長記録や旅行の思い出などを整理したい親御さん
- ホームページの写真を自分で編集したい企業の方
Elementsの直感的な操作と自動補正機能が役立ちます。
プロのような高度な機能は必要なく、手軽に美しい写真を作りたいという方には、Elementsがピッタリです。
結論を述べると、なによりも重要なのは「あなたが何を期待するか」「どの程度の時間やコストをかけて写真編集を行いたいか」です。それを踏まえた上でPhotoshopかElementsかを選ぶのが良いでしょう。
Elementsでは出来ないこと
画像編集ソフト「Elements」は使いやすさから多くのユーザーに愛用されていますが、全ての編集をこれで行うことは難しいです。
一体どのような点が難点にあげられるでしょうか。3つ紹介します。
1. トーンカーブがない
結論から言えば、Elementsにはトーンカーブという機能が存在しません。
トーンカーブは、写真の明るさや暗さを細かく調整できる機能のこと。写真をより美しく見せるための重要なツールです。
標準的な画像編集ソフトでは、ほとんどがこの機能を搭載しています。
例えば、風景写真で空部分が白飛びしてしまったら、通常はトーンカーブを用いて空の部分だけを選択し、明るさを調整します。しかし、これがElementsではできないのです。
まとめると、トーンカーブがないことで、部分的な明るさの調整が難しくなります。
2. HDR 合成ができない
次に気にあることは、HDR合成ができないという点です。
HDRとはHigh Dynamic Rangeの略で、異なる露出の画像を合成し、写真全体のコントラストを高める技術のことをいいます。
Elementsはエントリーレベルの画像編集ソフトで、シンプルさを重視しています。
美しい写真を撮るためには、HDRが必要なときがあります。
例えば、太陽が昇った朝や夕方など、明暗差が大きいシーンを撮影すると
- 明るい部分が白飛びした
- 暗い部分が黒つぶれた
などが起きます。
しかし、HDRを使えば、これを上手く補正することが可能になります。
まとめてみると、綺麗な写真を得るためには、HDR合成が必要。
ElementsがHDR合成に対応していないことに、物足りなさを感じるかもしれません。
3. 選択ツールが少ない
最後の問題点は、選択ツールが少ないということです。選択ツールが少ないということは、特定の部分だけを選択して編集することが難しいということです。
Elementsでは、基本的な選択ツールしか備えていません。より複雑な選択範囲を求める場合、Elementsのツールでは十分な編集ができません。
例えば、写真の中から一部だけを取り出して他の写真と合成したいと思った場合、元の写真から取り出したい部分を正確に選択することが不可欠です。
しかし、選択ツールが少ないElementsでは、細かい部分の選択が難しくなります。
まとめると、選択ツールが少ないために、画像から特定の部分を精密に抽出する仕事が難しくなります。したがって、これらの問題点を把握した上でElementsを使用することをおすすめします。
PhotoshopとElementsに関するよくある質問
Adobe Premiere Elementsとは何ですか?
Adobe Premiere Elementsは、動画編集ソフトであす。
Photoshop Elementsと同様に、買い切りの永久ライセンスで購入することができます。
Adobe Photoshop Elementsで何ができますか?
Photoshop Elementsの機能は、以下のようなものがあります。
- 写真の整理、編集、作成、共有
- 顔のパーツの調整
- フォトコラージュの作成
- フィルターや効果の追加
- 背景の広げる
- オブジェクトの移動、サイズ変更、複製
- 写真の背景を差し替える
- 不要なものを削除
- テキストの入力
- スライドショー作成
- 写真を自動で整理
- 複数画像のコラージュ作成
- Adobe SenseiのAI技術
PhotoshopとElementsの違いはなんですか?
PhotoshopとElementsの違いは、以下のようなものがあります
- Photoshopは、高度な写真編集や画像合成に特化しており、Photoshop Elementsは、写真の編集、整理、シェアが数回クリックするだけで行うことができます。
- Photoshopは高価であり、Photoshop Elementsは手頃な価格で購入できます。
- Photoshopは高度な機能が多数あり、Photoshop Elementsは簡単な機能が多数あります。
Photoshop Elementsの月額料金はいくらですか?
Photoshop Elementsの月額料金については、月額プランは提供されていません。買い切りの永久ライセンスで19,580円です。
PhotoshopとElementsの違い:まとめ
本記事では、PhotoshopとElementsの違いについて詳しく説明しました。
料金面でも機能面でも違いが見受けられますが、どちらが優れているとは一概には言えません。
Photoshopは、写真の作り込みが可能で、情報量も多いことからプロに向けたソフトと言えます。
一方、Elementsは初心者に対する配慮が見られ、基本的な編集機能を含んでいます。また、一部の高度な機能、特にトーンカーブやHDR合成、選択ツールの種類が限られています。
よって、ユーザーのスキルレベルや求める機能により、選択するソフトウェアは変わります。
この情報が、皆様の適切な選択にお役立てれば幸いです。
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