こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
先日、人生で初めて「カメラの先生」をして来ました!
その時、生徒さんから
どうもピントが甘いんです
っという質問を頂きました。
写真を拝見させて頂いたところ、レンズの絞りが開放気味の被写界深度が浅い写真だったので、
レンズは開放絞りで使うとピントが甘くなりますよ!
っとお伝えさせて頂きました。
レンズのF値とシャープさの関係、この記事でシェアさせて頂きますね!
ピントが甘いとは
ピントが甘い写真とは、シャープさに欠けている写真のことを指します。
レンズのピントはちゃんと合わせたはずなのに、合わせたハズの被写体がシャープに写っていない状態です。
F値解放はピントが甘い?
レンズは開放絞りで使うとピントが甘くなると言われています。
開放絞りとは、F値が最小F1.4のレンズの場合、F1.4の絞りのことを言います。
シャープな写真を撮りたい場合、開放絞りから1〜2段絞った状態で撮った方がいいです。
例えば、最小絞りがF1.4のレンズだと、F2やF2.8ですね!
また、F値を絞り過ぎても、解像度が下がりシャープさに欠ける写真になる傾向があります。
テストチャートで検証
「レンズは開放絞りで使うとピントが甘い」というお話でしたが、、、
一般的にそう言われるけど、ちゃんと自分で検証していないな!
と思い、今回テストチャートで検証してみました!
今回使う、テストチャートはこちらのサイトからお借りしました。
使ったレンズはこちらです!
このレンズは、最小絞りがF1.4、最大絞りがF22です。
なので、以下の5段階を検証してみました!
- F1.4
- F2.8
- F5.6
- F11
- F22
テストチャートで検証した位置
上記2箇所をアップして比較して見ました!
一番シャープに写る真ん中の①の位置と、解像度が一番低くなると言われている②の位置です。
テストチャート①の位置比較
テストチャート①の位置比較まとめ
「F1.4」と「F22」を見てみると、若干数字が滲んでますね!
そのほか、「F2.8」「F5.6」「F11」は同じくらいシャープに見えます!
テストチャート②の位置比較
テストチャート②の位置比較まとめ
「F1.4」は、線が滲んでることと周辺光量落ちがけっこう目立ちますね!
一番シャープに見えるのは「F5.6」かと思います!
「F22」まで絞ると、解像度が下がりシャープさに欠けてる写真になってます。
まとめ
今回のことをまとめると
- レンズの開放絞りは、ピントが甘く、周辺落ちが目立つ
- レンズ周辺まで、ピントがパキっと合っている写真にしたい場合は「F5.6」くらいまで絞った方がいい
- F値を絞りすぎると解像度、シャープさが下がる
伝えたことがウソじゃなくてよかった〜w
被写界深度が浅い、ボケ味のある写真を撮りたい場合でも、開放絞りから1〜2段、絞って撮った方がいいかと^^
(状況によりけりですが)
ここまで読んでくださってありがとうございます!
もう少しレンズについて知ろう^^
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