こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!!
カメラの明るさを調整するひとつに「ISO感度」があります。
ISO感度ってなに? ISO感度ってどれくらいを目安にしたらいいの?
そんな疑問にお答えします!
“ISO”感度の読み方は、「アイエスオー」や「イソ」
ISOとは、「International Organization for Standardization(国際標準化機構)」の略で、ISOが定めた国際規格です。
「ISO」は、「アイエスオー」や「イソ」と読みます。
アンケートを取ってみたら、「イソ」と呼ぶ人の方が若干多かったです。
「ISO」感度ってなんて読みますか?
— 長谷川 敬介@カメラマン (@Photo_0101) December 2, 2019
「アイエスオー」と「イソ」どちらでも相手に通じるので、どちらを使っても大丈夫です!
ISO感度とは、センサーの光の感度
ISO感度とは、「光をとらえる感度」を表す値。
ISO感度100は「低感度」で、明るい場所で撮影するときに使います。
ISO感度の数字を2倍にすると、写真の明るさも2倍に。
例えば
- ISO感度:100→200 2倍
- ISO感度:200→400 2倍
といった具合です。
なので、「100→400」にすると、写真の明るさは4倍に。
数字を大きくしていくと「高感度」になり、暗い場所でも明るく撮ることができます。
ISO感度の数値の変え方(キャノン6D)
カメラのISO感度の変え方は、
- 「ISO」ボタンを押す
- ダイヤルを回して、ISO感度を設定する
です。
ISO感度を高くするメリットは、「暗い場所でも明るく撮れる」「ブレを軽減できる」こと
ISO感度を上げると、下記のメリットがあります。
- 暗い場所でも明るく撮れる
- シャッタースピードを早くして手ブレのリスクを軽減できる
暗い場所でも明るく撮れる
ISO感度を上げていくと、写真が明るく撮れます。
どれくらい明るく撮れるのか、実際の写真で確認してみましょう!
ISO感度をどれくらい上げれるかは、カメラによって違います!1回、自分のカメラを確認してみると良いよ!
ISO感度を高くして、ブレを軽減
ISOを高くすると、暗い状況でもシャッタースピードを早くできるので、ブレのリスクを減らすことができます。
例えば、
- 絞り:F4
- シャッタースピード:1/15
- ISO:100
っという設定で撮影すると、写真がブレてしまうリスクがあります。
シャッタースピード「1/15」は、手持ちで撮影すると手ブレが起きやすいシャッタースピードだからです。
そこで、ISO800にすると、絞りはそのままでも
- 絞り:F4
- シャッタースピード:1/125
- ISO:800
と、シャッタースピード「1/125」にすることができます。
シャッタースピード「1/125」で撮影すると、「1/15」より手ブレのリスクを軽減することができます。
表にするとこんな感じです↓
絞り値 | 100 | 200 | 400 | 800 |
---|---|---|---|---|
F2.8 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 |
F4 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 |
F5.6 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 |
F8 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 |
F11 | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 |
F16 | 1 | 1/2 | 1/4 | 1/8 |
ISO感度を上げすぎると、ノイズの発生するデメリットがあります
暗い環境でもISO感度を上げることで有利に撮影できますが、デメリットもあります。
それは「ノイズ」が発生することです。
感度を上げれば上げるほど、ノイズが目立ってきます!
ノイズとは、感度を高くしすぎたとき、画面がザラザラしてしまうことです。
とくに意図がない場合は、ノイズは不要な情報で、ノイズは少ない方がキレイな写真です!
高感度ノイズを検証
ISO感度を上げて、どれくらいノイズが発生してくるのか検証してみました。
WEBでこの大きさで使うくらいであれば、目立たないですね!
僕の予想は、もう少し目立つと思ってたんですがw
参考までに、写真をアップ(トリミング)して比較してみました!
影の部分に注目して、見てみてください。
シャドー部を見てみると、ISO1600あたりから若干ノイズが出始めています!
さすがに、ISO25600までいくとジャギジャギしてきますね!
ISO感度の設定目安
カメラによってノイズの出具合には差があります。
今回使用したカメラはフルサイズ機なので、もしAPS-Cのカメラをお使いの方はもう少し目立ってくるかもしれません!
ISO感度をどれくらいを目安に設定したらいいかわからない方は、以下を参考にしてみてください!
- 晴れた日中の屋外・・・ISO100〜400
- 曇りの屋外、夜の室内(蛍光灯など光が十分ある場合)・・・ISO400〜1600
- ライブハウスや薄暗い場所・・・ISO1600〜3200
カメラは年々性能が良くなってきて、高感度でもノイズが出にくくなっていています。
カメラの性能や撮像素子(センサー)の大きさにもよりますが、だいたいISO1600とかISO3200以上だと、「ノイズが目立ってくる」っと思ってていただければと。
まとめ
高感度を使えば、夜でも手持ちで撮影することが可能になり、夜景も夜スナップも撮ることができます。
ぜひ、使いこなしてください!
次は、「ホワイトバランス・色温度」について学びましょう。
色温度がわかると写真がもっと楽しくなりますよ!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
カリフォルニアからコメントさせていただいてます。
15年ほど前からCanonの一眼レフで子供の成長を撮影してきましたが、説明書を読むのが苦手で、せっかくの機能をきちんと使いこなせていませんでした。
息子たちの水球の活躍シーンを撮りたくて、最近、富士フィルムのXT-4を購入し、これを機に基本からカメラのことを学ぼうと思い、勉強をはじめたところです。
長谷川さんのサイトは、今までのどのサイトよりも分かりやすくて、とても勉強になりました。これからも全部読ませていただきます。
機械音痴の私でも理解できる丁寧でわかりやすい説明、本当にありがとうございます!
インスタもフォローさせていただきます!
ベア瑞枝 様
初めまして。
嬉しいコメントありがとうございます。
本サイトがお役に立ったようで良かったです。
XT-4とは、良いカメラを購入されましたね!
ぜひ、たくさんの思い出を残してください!
インスタも、フォローありがとうございます!
(最近あまりやってないのですが、、w)