こんにちは!カメラマンの長谷川(@ksk_photo_man)です!
Photoshopを使ってみたいんだけど、機能が多すぎてわからない
どこから覚えたらいいかわからない!
と思っていませんか?
Photoshopは大変便利なツールで、写真加工だけではなく、デザインの機能も備わっています。
ただ写真を加工する上では、このデザインの機能を覚える必要はありません。写真を加工するために必要な機能だけを覚えれば大丈夫です。
この記事では、写真好き&Photoshop初心者さんに向けて、
- Photoshopでできること
- Photoshop画面の見方と各パーツについて
- 画像の開き方と新規ファイル作成方法
- 「切り抜き」ツールで画像をトリミング
- トーンカーブで写真を明るく
- 写真の保存方法
と写真加工の基本的な流れをお伝えします。
使ったことがある画像編集ソフトは、「Luminar 3」「Luminar 4」「Luminar AI」や「SILKYPIX Developer Studio Pro10」「PhotoDirector」「Zoner Photo Studio X」「Aurora HDR 2019」など10コ以上。
Photoshopとは?
Photoshopは、Adobe 社が開発した画像作成、グラフィックデザイン、写真編集ソフトです。リリースは、1988年。WindowsおよびmacOSで利用できます。
また、Photoshopは、Adobe Creative Cloud(Adobe CC)の一部です。
Adobe Creative Cloudには、「Adobe Illustrator」「Photoshop Lightroom」など他の一般的なツールも含まれている。
Photoshop 機能一覧
まず初めにPhotoshopでは、どんなことができるのか把握しておきましょう。
- ツール
- 写真加工
- 事例
の3つを紹介します。
ツール機能一覧
ツール名 | 解説 |
---|---|
移動ツール | 選択範囲またはレイヤーを移動 |
アートボードツール | 複数のカンバスを作成、移動、サイズ変更 |
長方形選択ツール | 長方形の選択範囲を作成 |
楕円形選択ツール | 楕円形および円形の選択範囲を作成 |
なげなわツール | フリーハンドで選択範囲を作成 |
多角形ツール | 直線を接続して選択範囲を作成 |
マグネット選択ツール | ドラッグしながら画像のエッジにスナップする選択範囲を作成 |
オブジェクト選択ツール | オブジェクトを検索して自動的に選択 |
クイック選択ツール | 画像内のヘッジを探して追従し、選択範囲を作成 |
自動選択ツール | カラーに基づいて領域を選択 |
切り抜きツール | 画像のエッジをトリミングまたは拡大 |
遠近法切り抜きツール | 画像切り抜き、 遠近法による歪みを補正 |
スポイトツール | 画像からカラーをサンプリング |
カラーサンプリングツール | 画像内のカラーの値を表示 |
スポット修復ブラシツール | シミや汚れを除去 |
修復ブラシツール | 画像の一部分のピクセルでペイントして 欠陥を修復 |
パッチツール | 選択した領域を画像の別部分から、 取得したピクセルで置換 |
コンテンツに応じた移動ツール | 画像の一部を選択して移動し、 跡を自動で塗りつぶす |
ブラシツール | カスタムブラシストロークをペイント |
鉛筆ツール | エッジの硬いブラシストロークをペイント |
コピースタンプツール | 画像の別部分のピクセルでペイント |
パターンスタンプツール | 選択したパターンを使用してペイント |
ヒストリーブラシツール | 画像の一部を以前の状態に戻す |
アートヒストリーブラシツール | 画像の以前の状態のピクセルを使用して、 スタイル化されたストロークをペイント |
消しゴムツール | ピクセルを背景色に変更するか、透明にする |
背景消しゴムツール | サンプリングしたカラーのピクセルを除去 |
マジック消しゴムツール | 似た色の領域をワンクリックで除去 |
グラデーションツール | 色と色を滑らかにフレンド |
ぼかしツール | 画像内の領域をぼかす |
指先ツール | カラーをこすってフレンド |
シャープツール | 画像のソフトなエッジをする得する |
覆い焼きツール | 画像内の領域を明るくする |
焼き込みツール | 画像内の領域を部分的に暗くする |
スポンジツール | 画像内の領域のカラーの彩度を変更 |
横書き文字ツール | 横書き文字を追加 |
縦書き文字ツール | 縦書き文字を追加 |
ペンツール | アンカーポイントやハンドルを利用して、パスやシェイプを作成および変更 |
パスコンポーネント選択ツール | パス全体を選択 |
回転ビューツール | 画像のビューを回転 |
ズームツール | 画像をズームインおよびズームアウト |
写真加工に関する機能一覧
- 明るさ・コントラスト
- レベル補正
- トーンカーブ
- 露光量
- 自然な彩度
- 色相・彩度
- カラーバランス
- 白黒
- レンズフィルター
事例
事例1:写真の明るさや色味の調整
Photoshopは写真の明るさを調整できます。
また写真全体だけではなく部分的な調整も可能です。
この部分的に細かく調整できることがPhotoshopの強みです。
事例2:写真にエフェクトをかけて個性的に
写真にフィルターをかけて、写真を個性的にすることもできます。
事例3:写真に写ってしまった不要なものを消す
写真に不要なものが映り込んでしまった場合、Photoshopでそれを消すことができます。
また消すだけではなく、選択したものを複製することもできます。
もっと知りたい方は「Photoshopでできること:事例9コ」をご覧ください。
Photoshopのワークスペースの名称
次からは、Photoshopの管理画面の見方から覚えていきましょう。
Photoshopの画面は4つのブロックで構成されています。
- メニューバー
- ツールバー
- オプションバー
- パネルウィンドウ
1番上が「① メニューバー」、画面左にあるのが「② ツールバー」、メニューバーの下にあるのか「③ オプションバー」画面右にあるのが「④ パネルウインドウ」です。
1. メニューバー
「① メニューバー」には、Photoshopの様々な機能にアクセスできる項目が収納されています。
例えば「新規のファイルを開く」「保存する」「トーンカーブ」「フィルター」などです。
2. ツールバー
「② ツールバー」はPhotoshopで使うことができるツールがアイコンで表示されています。
例えば「移動ツール」「切り抜きツール」「スタンプツール」「虫眼鏡ツール」などです。
3. オプションバー
「③ オプションバー」では、ツールバーで選択したツールの詳細設定を行うことができます。
選択したツールによって表示される項目が変更されます。
例えばトリミングツールを選択した状態だと、「縦横比率」「角度補正」などの項目がオプションバーに表示されます。
5. パネルウィンドウ
「④ パネルウィンドウ」には、「色調補正パネル」「カラーパネル」「レイヤーパネル」などが表示されています。
例えば、色調補正パネルでは、写真の明るさや彩度・色味を調整することができます。
また、パネルウィンドウは、メニューバーにあるウィンドウで、表示・非表示を設定することができます。
よく使う項目は表示させておいたり、あまり使わない機能は非表示にして、スッキリさせておくなど、自分仕様にカスタマイズすることができます。
詳しくは、「Photoshop画面の見方と各パーツについて」を参考にしてみてください。
フォトショップで写真加工の手順
次は、フォトショップで写真加工をする手順を解説します。
- Photoshopで画像を開く(写真の挿入)
- トリミングツールで切り抜き
- トーンカーブで写真を明るく
- 写真を保存
やり方は簡単です。
まずPhotoshopを起動させます。
次に、Photoshopで加工したい画像をファインダー内からドラッグします。
これで無事にPhotoshopで画像を開くことができます。
画像を開くことができたら次は写真をトリミングしてみましょう。
ツールパネルの「切り抜き」ツールを選択します。
「切り抜きツール」を選択したら、画像上に表示されたハンドルをドラックして、トリミングする範囲を決めます。
トリミング範囲が決定したらオプションバーにある「◯」をクリックしてトリミングを確定します。
これでトリミングは完了です。
Photoshopで明るくする方法はいくつかありますが、今回はトーンカーブを使って明るくしてみましょう。
メニューバーの「イメージ > 色調補正 > トーンカーブ」で選択します。
するとパネルウインドウにトーンカーブのパネルが表示されます。
斜めの線の中間あたりをマウスでドラッグし、そのまま左上の方向に移動させます。
すると写真が明るくなります。
ここまでできたら最後に写真を保存します。
保存方法はメニューバーにある「ファイル > 保存」から行います。
保存をするときに、見ていただきたいポイントは、ファイル名の右に表示されている「❇︎(アスタリスク)」です。
Photoshopで写真を編集するとファイル名の右に「❇︎(アスタリスク)」が表示されます。
そして無事に保存ができると、このアスタリスクが消えます。
ちゃんと保存したつもりでも、この「❇︎(アスタリスク)」が表示されていたら、保存されていません。
保存をしたときはこの「❇︎(アスタリスク)」が非表示になっていることを確認しましょう。
よくある質問3選
- フォトショップで文字を入れたい
-
フォトショップで 文字を入れたい時は、ツールパネルの文字ツールから「横書き文字ツール」を選択。
その後、文字を入れたい場所をクリックして、文字を入力します。
詳しい使い方は Adobe 公式サイトのチュートリアルをご覧ください。
- フォトショップのダウンロード方法は?
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フォトショップダウンロードは次のとおりです。
- Adobe 公式サイトの、Creative Cloudにアクセス
- すべてのプランを表示をクリック
- ダウンロードをクリック
- フォトショップの価格は?
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フォトショップを利用できるプランは次の3つなります。それぞれ料金が異なります。
- Photoshop 単体プラン
- フォトプラン
- コンプリートプラン
Photoshop 単体プラン フォトプラン コンプリートプラン 2,728 円/月 1,078 円/月 6,480 円/月 税込 詳しくはAdobe公式サイトをご覧ください。
基本がわかったら応用にもチャレンジ
以上、写真加工の基本の流れについてお伝えしました。
基本がわかったら、あとは応用にもチャレンジしてみましょう!
Photoshopの使い方についてもっと知りたい方は、「Photoshopの使い方-カテゴリー一覧」をご覧ください。
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