どうも!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
写真を撮っていて「写真がブレた」っで経験ありませんか?
僕はあります。
これはいい瞬間が撮れたなぁ〜
と高揚感を感じながら改めて写真を見ると
これブレてる・・・
せっかくいい写真撮ったのに使えない・・・
なんてことを経験したことたくさんあります。
撮影時に「ブレない」ようしたいですね。
この記事では、写真がブレない「シャッタースピードの目安とブレる時の対処法」をお伝えしますね。
ちなみに三脚を持っていない状況を想定してお伝えします!
手ブレしないシャッタースピードの目安は、「1/焦点距離」
手ブレしないシャッタースピードの目安は、フルサイズのカメラの場合で「1/焦点距離」です。
例えば、
- 焦点距離50mm:シャッタースピード1/50
- 焦点距離100mm:シャッタースピード1/100
- 焦点距離200mm:シャッタースピード1/200
となります。
この数字より、早いシャッタースピードがブレにくいシャッタースピードです。
どうしても、このシャッタースピードより遅くなってしまう場合は、三脚を使ったり、壁に寄りかかりながら撮影するようにしてみましょう。
ただ、フルサイズのカメラとAPS-Cのカメラでは、厳密にはシャッタースピードの考え方が少し違います。
35mm換算すると、APS-Cの方が望遠になるからです。
例えば、「EOS Kiss x8i」「D3400」の場合、
- 焦点距離50mm:シャッタースピード1/80 (50 × 1.6)
- 焦点距離100mm:シャッタースピード1/160(100 × 1.6)
- 焦点距離200mm:シャッタースピード1/320(200 × 1.6)
です。
(上記のシャッタースピードは存在しないですが、ここでは説明をわかりやすくするために使ってます。)
「ちょっとややこしいな」と思われた方は、「1/200はキープする」と覚えるのもアリです!
カメラが動いてしまう「手ブレ」は、上記のシャッタースピードを心がけて頂ければ、軽減できると思います。
ただ、ブレには2種類あります。
ぜひ、この機会に覚えておきましょう。
「ブレ」は「被写体ブレ」と「手ブレ」があります!
「ブレ」の種類は2つあります!
- カメラが動いてしまった「手ブレ」
- 被写体が動いてしまった「被写体ブレ」
「手ブレ」の原因は、カメラを持ってる手が揺れてしまうこと
「手ブレ」とは、カメラを持っている手が揺れてしまって、写真がブレてしまうこと。
基本的には、上記の「1/焦点距離」のシャッタースピードを意識すれば、軽減できます。
上記のシャッタースピードでもブレてしまう場合は、カメラを構えている姿勢を見直すと良いです。
被写体ブレは、被写体の動きが早くて起きてしまうブレのこと
「被写体ブレ」とは、被写体の自体が動いているため起こるブレのことです!
例えば、動きの早い
- 電車
- 車
などです。
被写体ブレは、被写体によってシャッタースピードを使い分ける必要があります。
ただ表現方法のひとつとして、躍動感を表現するためにワザと「ブラして撮る」という表現方法もあります。
被写体の動きが早くて、「どうしても被写体ブレが起きてしまう」場合は、いっそのこと「ブレで躍動感を出す」写真にシフトしても良いかもです。
シャッタースピードの確認方法
念のため、シャッタースピードの確認方法をお伝えします。
シャッタースピードは、カメラ上部のモニターでも確認できますし、ファインダー内でも確認できます。
ファインダー内の場合、シャッターボタンを半押しすると表示されます!
表記の仕方は、たとえばシャッタースピードが「1/200秒」なら「200」と表示されます。
- シャッタースピードが速い・・・「100→200→500→1000」
- シャッタースピードが遅い・・・「100→50→25→10→5」
ブレやすい被写体や状況
次の状況は、写真がブレやすいので注意してください。
- 夜景:暗くなるほど光が少なくなり、長い撮影時間が必要にります。
- 室内での人物撮影など:見た日より光が少ないので撮影時間が必要な上に、その間に人が動きます。
また、「シャッタースピードがある程度早いのに、写真がブレた」「暗くて、そこまでシャッタスピードが早くできない」っという時もあります。
そんな時は、以下のことを気をつけてみてください!
写真がブレる時の対処法は、5つ
写真がブレてしまう時の対処法は、5つご紹介します。
- 基本の姿勢を見直す
- 壁に寄りかかって撮る
- ヒジを立て一脚の代わりにする
- カメラを置く
- タイマー機能を使う
1 基本の姿勢を見直す
撮ることに夢中になりすぎて、前かがみになっていませんか?
前かがみになると、カメラが不安定になってしまい、ブレやすくなります!
写真がよくブレて撮れてしまう人は、まず撮影する姿勢を見直してみてください!
カメラの構え方は、どっしりと
背筋を伸ばして、真っ直ぐ立ち、自分の軸を意識します。
そして、カメラが安定するように左腕の脇を締めます。
カメラを構えた時に、左腕の脇が開いていると不安定な状態になってしまうからです。
そして、このままだと少し窮屈な姿勢になってしまうので右足を少し後に引きます。
これが基本の姿勢です。
- 仁王立ちのようにどっしり立つ
- カメラを持っている腕(左腕)の脇を締める
- 右足を少し後ろに引く
2 壁に寄りかかって撮る
どしっと構えても、写真がブレてしまう時があります。
そんな時は、近くの壁や柱に寄りかかりるといいです。
寄り掛かって撮ると、横ブレが軽減されます。
3 ヒジを立て一脚の代わりにする
カメラ機材には、一脚と言う機材があります。
一脚の利点は、縦ブレがほぼ発生しないこと。
なので、自分のヒジから先を一脚にように使います。
やり方は、テーブルや台の上でヒジを立ててカメラを構えます。
これでブレが、かなりなくなります。
僕も、照明の少ない室内で撮るときなどよくやります。
4 カメラを置いて撮る
かなり暗い環境の場合、カメラ置いてしまうのもアリです!
置いてるので、手ブレが起きるハズがないです!
地面やテーブルの上、もしくは箱の上に置いて撮影します。
大事なのは、カメラを安定した場所の上に置くこと。
また、「タバコの箱」「キーケース」など、身近にある物を使って角度を調整することも可能です。
5 タイマー機能を使う
かなり暗い環境の場合、シャッターボタンを押す振動で、カメラがブレてしまうかもしれません。
それを避けたい時は、「タイマー機能」を使うと良いです。
カメラには、タイマー機能があります。
「2秒」や「10秒」とか。
これを使うことで、シャッターボタンを押したときの振動によるブレを避けることができます。
レリーズを家に忘れてきてしまった時は、タイマー機能を使うと良いですよ!
まとめ
手ブレが起きないシャッタースピードについてお伝えしてきましたが、シャッタースピードは「動きのある被写体の時間を表現」できる面白さもあります。
「どのくらいのシャッタースピードで撮れば、どれくらいブレる写真が撮れるか」が自分でわかってくると表現の幅が広がり、より写真を楽しめます。
1枚撮って終わりではなく、数値を変えながら、ぜひ色々試してみてください!意外な発見に繋がるかもしれません!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
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