こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
「カメラの露出ってなに?」と思ってませんか?
初心者さんは、この「露出」という言葉で一番最初につまずいてしまうかもしれません。
そこでこの記事では、カメラの「露出」について初心者さんにもわかりやすくお伝えします。
ちなみに、この「露出」という言葉はデジタル一眼でもミラーレスでも、どのカメラでも共通する言葉です。
簡単に自己紹介すると、僕はカメラ歴12年プロカメラマン歴6年で現在もカメラマンとして活動しています。
ではお伝えしていきます。
カメラの露出=明るさのこと
カメラの「露出」という用語は、明るさと同じ意味です。
露出(=明るさ)が変わると、写真の印象も大きく変わります。
露出を調整する方法3つの要素
カメラの露出は 、3つの要素が関係してきます。
それは何かというと、
- 絞り
- シャッタースピード
- ISO感度
です。
この3つの組み合わせ方で明るさが変わってきます。
この「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」という言葉はカメラのすごく基本的です!重要な用語なので、ぜひこの機会に覚えてください!
絞りとは
絞りは、レンズの内部にあります。
絞りは、これは人間でいうところ、目の「瞳孔」の機能に似ています。
瞳孔は、暗い場所だと大きくなって光をたくさん取り込もうとします。
逆に、明るい場所に移動すると瞳孔が小さくなり、取り込む光の量を少なくしようと調整します 。
レンズの絞りも同じように、開いている状態だと光をたくさん取り込み、閉じている状態だと光を取り込む量が少なくなります。
- 絞りが開いている→明るい
- 絞りが閉じている→暗い
このレンズの開閉の度合いをカメラ(デジタル一眼・ミラーレス一眼)では、「F値」で表します。
- F 値の数字が大きい方が、絞りが閉じている状態。
- F 値の数字が小さいと、絞りが空いている状態
になります。
つまり、
- ISO 感度200→明るい写真
- ISO 感度100 →暗い写真
といった具合です。
数字を大きくすればするほど敏感度が増すため、暗い室内や夜景など暗い環境でも撮影しやすくなります。
ただし数字を上げすぎると写真にノイズが入ります。
なので暗い環境で撮影する場合は、『 「F 値」「シャッタースピード」を調整してできるだけ、ISO感度の数字を小さくする』という対応をします。
初心者におすすめの撮影モード
ぜひ、実際に操作しながら読み進めてください!
デジタル一眼やミラーレスカメラには、「撮影モード」があります。
撮影モードは、カメラ上部の「P」や「M」の表記があるダイヤルで変更します。
初心者さんにおすすめなのが「P」モードです。
「Pモード」は、「絞り」「シャッタースピード」「ISO 感度」など、ほぼ全ての設定をカメラが自動で行なってくれるモードです。
撮影者がすることは、「ピントを合わせてシャッターボタンを押すだけ」で写真を撮ることができます。
簡単に適正な明るさの写真が撮れるので、まずは「P」モードでカメラに慣れていくといいです!
そしてこの時、出来ればもう1つ行なってもらいたいことがあります。
それは「露出補正(ろしゅつほせい)」です。
露出補正とは
露出補正とは、写真の明るさを変更することです。
露出補正のやり方を説明する前に、まず露出インジケータの見方についてお伝えします。
露出インジケータは、ファインダー内の下部や背面モニターに表示されています。
初期設定だと一番真ん中の±0に針があると思います。
この針が、右に行くと明るい写真になり、左に移動すると写真が暗い写真になります。
この針を移動させて、露出補正を行います。
やり方は、露出補正ボタンを押しながらダイヤルを左右に回します。
例えば、明るい写真を撮りたい場合は、露出ボタンを押しながらダイヤルを右に回します。
回した回数分、明るい写真になります。
例えば、ダイヤルを右に3回回すと、針が右に3つ移動します。
この状態で撮影すると、結構明るい写真になります。
暗い写真にしたい時は、左に3回ダイヤルを回します。
すると、-1暗い写真が撮れます。
この露出補正は、「P」モードだけではなく、「AV(絞り優先)」モードや「TV(シャッタースピード優先) モードでも使います。
最後に
以上、カメラの「露出」についてお伝えしました!
「絞り」「シャッター速度」「ISO感度」の関係を覚えると、単に明るさだけではなく、自分のイメージする写真撮ることができ表現の広がりますよ!
また今回は、撮影モードの1つ「Pモード」を紹介しました。
よく使う撮影モードは、ほかに3つあります。
次の記事では、もうひとつの撮影モードである「シャッタースピード優先」について解説。
よろしければご覧ください。
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