こんにちは!カメラマンの長谷川です。
「せっかく写真を撮りに行ったのに、空が曇ってた」というときありますよね。
「良い写真撮れたのに、空だけ曇っててもったいない」という時、僕もよくあります。
そんなときは、レタッチで曇り空を青空にしてあげると、写真がぐっとよくなります。
この記事では、曇り空を青空にするレタッチ方法をお伝えしますね。
画像編集ソフトにあんまり慣れてない僕でもできるか、不安だな・・
画像付きで解説するから、画像の通りにやってくれれば大丈夫だよ!画像編集ソフトは、慣れてくると加工がもっと楽しくなるから、ぜひ実際に加工しながら見てみてね!
簡単に僕の自己紹介をするとカメラ歴は12年、Photoshop歴15年、現在はプロカメラマンとして活動しています。
Photoshopで曇り空を青空にするレタッチ方法
まず、Photoshopで曇り空を青空にする方法をお伝えします。
やり方は色々ありますが、今回はできるだけ簡単に行える方法をお伝えします。
使う機能は、「かすみの除去」という機能です。
では早速やってみましょう。
- Camera Raw フィルターを立ち上げる
- 「かすみの除去」のスライダーを調整する
今回「かすみの除去」機能で青空にしていきます。
「かすみの除去」は、Camera Raw フィルター内にあります。
なので、まずは画面上部メニューバーの「フィルター」から「Camera Raw フィルター」をクリックします。
すると、「Camera Raw フィルター」立がち上がります。
そしたら基本補正内にある「かすみの除去」のスライダーを右に移動させます。
今回は効果を分かりやすくするため「100」に設定しています。
すると曇っていた空が青空に変わります。
調整したら右下の「OK」をクリックして、完了です。
応用:Photoshopで曇り空を青空にするレタッチ方法
以下、応用編です。
この「かすみの除去」を使うと、空以外の部分にも「かすみの除去」が適用されてしまいます。
空だけに適応させたい場合は、「マスク機能」を使います。
マスク機能をあまり使ったことがない人も、ぜひチャレンジしてみてください!
- レイヤーを複製する
- 上のレイヤーにかすみ除去を適用させる
- マスク機能で空以外の部分を隠す
まずは、レイヤーを複製させます。
やり方は 2つ。
- 「レイヤー > レイヤーの複製」をクリック
- レイヤーを「新規レイヤーを作成」にドラック&ドロップ
レイヤーを複製したら、上のレイヤーに対してかすみ除去を適用させます。
やり方は先ほどと同じです。
上のレイヤーを選択しておきます。
「フィルター」から「Camera Raw フィルター」を立ち上げます。
そして基本補正内にある「かすみの除去」のスライダーを右に移動して「OK」をクリックします。
これで、上のレイヤーの写真に対して「かすみ除去」が適用された状態になります。
次はマスク機能を使って、空以外の部分をマスクで隠していきます。
やり方は、複製したレイヤーを選択した状態で、レイヤーパネル内にある「マスクを追加」をクリック。
すると、レイヤーにマスクが追加されます。
あとは、空以外の部分をマスクで隠していきます。
マスクで隠していく方法もいくつかありますが、今回はブラシツールを使います。
ブラシツールを選択して、描画色が黒になっていることを確認。
もし黒になってない場合は、反転させて黒にします。
そしたら、空以外の部分をマウスでドラッグしてなぞっていきます。
これでレタッチは完了です。
最後に、レイヤーを統合させて一枚の写真にしたら完成です。
Luminar 4で曇り空を青空にする方法
次は、Luminar 4で曇り空を青空にする方法をお伝えします。
Luminar 4で曇り空を青空にしたい時は、「AI スカイエンハンサー」を使います。
なので全体の流れとしては、
- 「エッセンシャル > AI 補正」を選択
- 「 AI スカイエンハンサー」のスライダーを調整する
の2ステップです。
では、一緒にやってみましょう。
まず画面右の「エッセンシャル」をクリックして「AI 補正」を選択します。
次に「AI スカイエンハンサー」のスライダーを右に移動させます。
ここでは効果をわかりやすくするため「100」に設定しました
これで、あとは書き出しを行えばレタッチ完了です。
応用編:Luminar 4で曇り空を青空にする方法
「AI スカイセンサー」のみでも曇り空を青空にできますが、もっと青空にしたい時は、「AI Accent」も使うと良いです。
ただ、この「AI Accent」は画面全体に対して効いてしまいます。
そこで、「マスク機能」も使って空だけに適用させます。
- AI Accentのスライダーを調整する
- 「マスクを編集」で、空だけ適応させる
では実際に、さっきの画像の続きから一緒にやってみましょう。
現状は「AI スカイエンハンサー」が100になっている状態です。
まずは、「AI Accent」のスライダーを右に移動させます。
すると写真全体のアクセントが強まり、空もより一層青空になります。
次は、マスク機能を使って空だけに補正が適応させるようにします。
まず「マスクを編集」をクリック。
ツールが4つありますが、今回はブラシツールを使います。
「ブラシ」を選択。
次に、画面上で補正を適用させたい部分をマウスでなぞっていきます。
結構ざっくりやっても意外と馴染んでくれます。
さいごに画面上の「完了」をクリックしたら、レタッチ完了です。
フィルター項目の右上にある スイッチのアイコンをクリックします。
すると、フィルターをオフの戻すことができます。
もう一度クリックすると、「オン」の状態になります。
何度かクリックして「オン・オフ」を比較できます。
また、「レタッチしてもどうしても青空にならない」という時は、いっそのこと「AIスカイ・リプレイスメント」を使って空を入れ替えるのもアリかと!
まとめ
以上、「Photoshop」と「Luminar 4」それぞれで曇り空を青空にするレタッチ方法をお伝えしました。
また応用編では、どちらもマスク機能とブラシツールを使いました。
使いこなすと、レタッチの幅も広がるのでぜひチャレンジして頂ければと!
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