こんにちは!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
- 絞り優先(A/Av)ってなに?
- 簡単にボケ味のある写真が撮りたい!
と思っていませんか?
そんな方のためにまず結論をお伝えすると、「ボケ味のある写真を撮りたいなら、 F値を小さく」して撮ると良いです。
絞り優先モードにして、F値の数字を1番小さすれば、簡単にボケ味のある写真を撮ることができます。
ただせっかくなので、この機会に「F値」「被写界深度(ひしゃかいしんど)」「絞り優先モード」を理解しましょう!
(簡単に自己紹介すると、カメラ歴12年、プロカメラマン歴6年になります。)
もっとカメラを使いこなしたい!
せっかくだから、「F値」「被写界深度」「絞り優先モード」を理解しよう
絞り(F値)とは?
「絞り優先モード」を試す前に、絞り(F値)について一緒に勉強しましょう!
絞り(F値)は、レンズの中にある光量を調節する機構のことです。
レンズの中にある「絞り羽根」が開いたり閉じたりすることで、カメラが受け取る光の量を調整します。
また、「ピントが合っているように見える範囲」にも関係します。
この「ピントが合っているように見える範囲」のことを、「被写界深度(ひしゃかいしんど)」と言います。
被写界深度とは
「被写界深度」とは、「ピントが合っているように見える範囲のこと」をいいます。
F値の数字によって、ピントが合っているように見える範囲が変わります。
被写界深度は、「浅い・深い」という言い方をします。
例えば、
- 絞り(F値)が小さい:被写界深度が浅い
- 絞り(F値)を大きい:被写界深度が深い
というかんじです。
写真の表現では、この被写界深度の調整がとても大切になってきます!
被写界深度についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
F値を小さくする(例 F2.8)=シャープに写る範囲は狭くなリ、
F値を大きくする(例 F32)=シャープに写る範囲は広くなります。
絞り優先AEモードとは
「絞り優先(A/Av)」は、あなたが絞りの数値(F値)を設定すると、カメラが自動で明るさを調整してくれるモードです。
デジタル一眼初心者の方には、とても使いやすいモードです。
デジタル一眼の醍醐味である「ボケ味」を簡単に体感できるからです。
プロでも使っているモードです。
ちなみに絞り優先モードは、メーカーによって表記が違います。
- ニコン、オリンパス、ソニー:A
- キヤノン、ペンタックスのカメラ:Av
ぜひ、自分のカメラを確認してみてください!
もっとボケ味のある写真にしたい
被写界深度に影響を与えるのは「絞り」だけではなく「レンズの焦点距離」「撮影距離」も関係してきます。
もっとボケ味のある(被写界深度が浅い)写真を撮りたい場合は、レンズの焦点距離を伸ばして撮影してみてください!
例えば、焦点距離「50mm」で撮影していた場合、(被写体から距離をとって)焦点距離「100mm」で撮影すれば、よりボケ味のある写真を撮ることができます!
まとめ
以上、「絞り優先(A/Av)」と「ボケ味のある写真」についてお伝えしました!
ちょっと難しいと思われたら、とりあえずカメラの撮影モードを「絞り優先AE(A、Av)」にして、たくさん写真を撮ってみてください!
カメラは「慣れ」の部分もありますので!
この絞り優先モードですが、カメラの用語である「被写界深度」のことがわかると、もっと写真と楽しめます!
「被写界深度って言葉がイマイチわからない・・」っという方向けには、「被写界深度が浅い・深いってどういうこと?」で解説しています。
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