こんにちは!カメラマンのケイスケです。
先日、ソニーのα7R2を購入したのでレビューしていきます!
ソニー α7R2の外観・スペック
外観を見ていきましょう!
外形の寸法は、「約126.9(幅) x 95.7(高さ) x 60.3(奥行き)mm」。
背面には、「後ダイヤル」「コントロールホイール」や「MENU」を含めた7コのボタンがあります。
背面モニターは「エクストラファイン液晶」を採用。
屋外など明るいシーンでも見やすく、さらに「屋外晴天」モードも搭載。
電子ビューファインダーのファインダー倍率は0.78倍。
フロントボディに「前ダイヤル」、
ボディ上部には、「モードダイヤル」や「露出補正ダイヤル」「カスタムボタン1・2」があります。
ボディの左側には、ヘッドホン端子が搭載。
ボディの右側に、「録画開始ボタン」と「SDカードスロット」があります。
カメラの底面には、ちゃんとネジ穴もあります。
α7RⅡ | |
---|---|
レンズマウント | Eマウント |
画素数 | 4360万画素(総画素) 4240万画素(有効画素) |
撮像素子 | フルサイズ 35.9mm×24.0mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50~102400 |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
連写撮影 | Hi時:最高約5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3インチ 122.88万ドッ |
ローパスフィルター | 〇 |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
防塵・防滴 | 〇 |
手ブレ補正機構 | 〇 |
5軸手ブレ補正 | 〇 |
可動式モニタ | チルト可動式液晶 |
スロット | シングルスロット |
4K対応 | 〇 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) 30p |
Wi-Fi | 〇 |
ソニー α7R2の良いところ
外観がカッコ良い
「水平」と「垂直」をキーワードに、造形やレイアウト、表記文字までこだわったとのこと。
ソニーらしく、直線的でガッチリ重量感のある外観。
今まで一眼レフをつかっていたけど、これから「ミラーレスデビューしてみよう」かなっという人でも安心して使えます。
コンパクトでお散歩カメラとしても丁度良い
ミラーレスなのでコンパクトです。
また、上の画像みたいに「FE 50mm F1.8」を付けたとしても、1kg未満なので持ち運びもしやすいかと。
ボディ本体の重さ:約625g
FE 50mm F1.8の重さ:186g
常にカバンの中に忍ばせておくのも良いかも!
カスタムボタンが充実している
カスタムボタンやISOボタンを含め、撮影者が自由に割り当て可能なボタンが10コ搭載されています。
自分の撮影スタンスに合わせて、好きにボタンを割り当てることが可能。
例えば一眼レフからミラーレスに買い替える場合、一眼レフと同じ割り当てにしておくと、違和感なく操作できます。
今僕は、持ってるCanonの一眼レフと同じように、前ダイヤル「シャッタースピード」、カスタムホイールを「絞り」に設定してます!
割り当てがけっこう自由にできるので、どんどん自分仕様にしていくのも楽しいかと!
防塵防滴
ソニー α7R2は、「防塵・防滴」です。
水滴やほこりがカメラ内に入りにくい設計になっています。
ちょっとした雨や、風が強くほこりが舞ってる環境でも撮影可能。
予想外の雨や土煙が多い場所でも、耐えてくれるw
液晶がチルト式で使いやすい
チルト可動式は便利ですね。
上下両方に、背面モニターを傾けることができます。
すごい低いアングルで撮りたいや、腕を上にいっぱい伸ばして上からみたいときに活躍してくれます。
ボディ自体も軽いので、上に持ち上げた状態で待ち続けても、(あまり)疲れないです!
wi-fiが便利
α7R2には「wi-fi」機能があります。
このwi-fi機能でできることは
- スマホに転送
- スマホからリモコン操作
- 画像に位置情報を追加
などです。
スマホに転送できるので、撮影したその場でSNSに投稿することも可能。
接続も簡単でしたよ!
フルサイズ用レンズでもAPS-Cとなる
これは「クロップ機能」と呼ばれている機能です。
簡単にいうと、「望遠で撮影できる」機能。
言い換えると、「撮影時にトリミングする」ことです。
具体例でお伝えすると、
- 35mmのレンズを使用 → 50mmの画角に
- 50mmのレンズを使用 →75mmの画角に
- 100mmのレンズを使用 →150mmの画角に
高感度につよい・・と思う
テスト撮影してみたら、ISO3200あたりから少しノイズが出てきます。
トリミングしない&SNSで使うのであればISO6400までOK!
トリミングするor大きくプリントするのであれば、ISO1600までOKという印象です。
以下、テストした画像を載せておきますね!
レンズ部分を見てもらうと、わかりやすいです。
ISO 3200あたりから少し、レンズ部分にノイズが見えてきます。
ISO 25600だと,もう苦しい感じ。
ソニー α7R2のイマイチなところ
バッテリーが持たない
いろんな所で言われてますが、バッテリーの持ちは悪いです。
電源をつけっぱなしで撮影したら、1時間で電池が切れました。
バッテリーは可能なら3コ以上、持っていた方が安心かもしれないですね。
操作性に慣れが必要
これは僕が今までずっと「一眼レフ」を使っていたからだと思います。
一眼レフと比較して、背面のボタンが小さいです。
なので、「手が大きい」方や「今までずっと一眼レフでした」という方は慣れが必要かと。
ボタン操作の割り当てを自由に変更できるので、「慣れた位置に変更する」「押しやすい位置のボタンに、よく使う機能を割り当てておく」などの対策をすれば大丈夫かと!
シャッター音が電子的
これは本当に主観的な僕の意見ですw
僕は、シャッター音を聞くのが好きなんです。
α7R2は少し電子的なシャッター音で、、
好みで言うと「α7Ⅲ」やNikonの「D850」あたりのシャッター音が好きです!
α7RⅡとα7Ⅲの比較
α7RⅡとα7Ⅲの違いを4つピックアップすると
- 画素数
- 感度
- スロットの数
- Camera Apps
に違いがあります。
画素数の違い
まず「画素数」ですが、α7RⅡは4240万画素、α7Ⅲは2420万画素。
α7Ⅲの方が新しい機種ですが、画素数だけ見るとα7RⅡの方が大きいです。
4240万画素は、そのほかのデジカメと比較しても高画素の部類に入ります。
これだけ画素数が大きいと、大きい用紙にプリントすることも可能。
A2くらいまで大丈夫かと!
「そこまで大きくプリントすることはない」という方は、α7Ⅲがオススメです。
感度の違い
撮影感度も違います。
α7RⅡの最高感度が「25600」に対して、α7Ⅲの最高感度は「51200」になってます。
α7Ⅲのほうが一段分、上がってます。
参考までに、撮影シーン別でどちらが良いか、ですが、
- 撮影は日中にする・暗い環境で撮ることが多いなら→α7RⅡ
- 夜の街を手持ち撮影することが多い→α7Ⅲ
といったかんじでしょうか?
とはいえ、1段分なのでそこまでシビアに捉えなくても良い気もします。(自分で言っといてなんですがw)
スロットの数の違い
α7RⅡは「シングルスロット」、α7Ⅲは「ダブルスロット」。
どちらが良いかと言えば、やはり「α7Ⅲのダブルスロット」の方が良いと思います。
データが2か所に保存された方が、万が一の時に安心だからです。
以下、一覧にまとめました!
Camera Apps
僕が、α7RⅡを選んだ理由がまさしくCamera Appsが「あるか、ないか」です
α7RⅡにはCamera Appsの機能があり、α7Ⅲにはその機能がないんです。
仕事で使いたい機能がありまして、α7RⅡを選びました!
Camera Appsの正式名称は、PlayMemories Camera Apps(プレイメモリーズカメラアップス)。
スマホのアプリみたいに、カメラにアプリケーションを追加できる機能です。
例えば、「タイムラプス」や「多重露光」など、33コのアプリケーションが用意されています。
α7RⅡより新しい世代のカメラでは、このCamera Appsの機能がなくなりました。
(評判がよくなかったのかな?w)
以下。α7RⅡとα7Ⅲのスペックの違いを一覧表にまとめてあるので、よければ参考にしてみてください。
α7RⅡ | α7Ⅲ | |
---|---|---|
発売日 | 2015年6月 | 2018年3月 |
レンズマウント | Eマウント | Eマウント |
画素数 | 4360万画素(総画素) 4240万画素(有効画素) | 2530万画素(総画素) 2420万画素(有効画素) |
撮像素子 | フルサイズ 35.9mm×24.0mm CMOS | フルサイズ 35.6mm×23.8mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50~102400 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
記録フォーマット | JPEG/RAW | JPEG/RAW |
連写撮影 | Hi時:最高約5コマ/秒 | Hi+:最高約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3インチ 122.88万ドット | 3インチ 92.16万ドット |
ローパスフィルター | 〇 | |
ファインダー倍率 | 0.78倍 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% | 100% |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 |
手ブレ補正機構 | 〇 | 〇 |
5軸手ブレ補正 | 〇 | 〇 |
可動式モニタ | チルト可動式液晶 | チルト可動式液晶 |
スロット | シングルスロット | ダブルスロット SDカード/SD・MSカード |
4K対応 | 〇 | 〇 |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) 30p | 4K(3840×2160) 30p |
Wi-Fi | 〇 | 〇 |
ソニー α7R2の作例
スナップ写真
(枚数、少な目ですみません。)
まとめ
以上、ソニー α7R2レビューでした。
発売から5年経ってますけど、ぜんぜん問題ないですね。
発売当初と比較すると値段も安くなってるので、「はじめてのミラーレス」の候補に入れてあげても良いかと!
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